【カルチャーショック第一期】マレーシアに来て驚いたこと
マレーシアからこんにちは!ごんぱちです。
マレーシアに降り立って1ヶ月が経ちました!
隔離だとかMCOだとかのせいで時間の流れがやたらゆっくりに感じて、なおかつ色んなことがあったので、まだ1ヶ月しか経ってないのか〜という感じです。
日本に20年以上、ハワイに4年間住んでいたわたしですが、マレーシアはどちらにも似ていない国だと思うので毎日カルチャーショックばかりです。
「カルチャーショック」と単に言っても、4つの段階があると大学の人類学の授業で習ったので簡単に紹介します。
- ハネムーン期(最初の数週間くらい)
今までとの生活との違いがなんでも面白い時期。 - ショック期(1ヶ月〜半年くらい)
その違いが嫌になってくる時期。 - 調整期(半年〜1年くらい)
嫌だったことが許容できるようになってくる時期。 - 適応期(1年以上〜くらい)
その土地の文化にすっかり馴染む時期。
現在、絶賛「1. ハネムーン期」なので、うわっ!って思うことはあっても嫌悪感を感じることは特にないのですが、それでも「うわっ!」って思っているのでそれを書いていきますw
「英語」が通じない
飛行機から出て初めて話したマレー人の空港スタッフさんの言っていたことが本当に理解できなくて、4回くらい "Sorry?" とか「英語」で聞き返していたら、
"Do you speak English?"
って言われました。
え!え!? I'm speaking Englishなんだけど!?!?!(困惑)
小学生の頃からアメリカ英語の発音訓練を受け(ありがとうBenesse)、ハワイでアメリカ人とともに生活していたわたしの日系アメリカ「英語」は、イギリス英語がベースのマレーシア国民には聞き取りづらいらしく、たまに小難しい顔をされます。(でもイギリス英語からもだいぶ離れてる気がする…)
そして何より文法ガン無視!!
わたしが大学で1年半かけて学んだ「英語」のルールは意味を成さず…
逆を言うと適当な前置詞とか使ってても何とも思われないんで楽は楽なんですけどね。
そしてマレーシア(とシンガポール)特有の表現なんかもあります。シンガポールの英語を「シングリッシュ」と呼ぶように、マレーシアの英語は「マングリッシュ」と呼ぶそうです。
よく見かけるのは
- Kindly
= ほぼ "Please" の意。最初、やたら優しくしてくるな〜と思ってたけど、 "Kindly stay home" は「お家に居てください」って意味だったり。通常文頭につけるだけで、文末や単体では使わない。インド英語によく使われるそうで、欧米では古臭く感じるんだとか。 - Reload
日本では「Suicaをチャージする」ですが、マレーシアでは「Touch'n Go Cardをリロードする」と言います。ちなみにシンガポールでは "Top up"。 - Can!
"Can you ...?" と聞いたら、"Yes"と答えてほしいところを、マレーシア人は"Can!"と答えます。シンガポールも同じ。
福岡に引っ越したばかりの時も、「なおす(=片付ける)」にすごく違和感を感じたけど、住んでいるうちにむしろ自分から使うようになっていったから、今回もそうなるんだろうか…
とはいえ、マレー民族の国なので、英語は後から突然入ってきたもの。
小さい飲食店やモール内の警備のおじさんに、英語で話かけてるのに終始マレー語で返されることもしばしば。
来てみて思ったのは、マレーシアは英語より圧倒的にマレー語中心の国だということです。
スマホが無いと生活できない
マレーシアは日本よりはるかにIT先進国です。ある意味では生活がスマホに依存しすぎている…
まずコロナ感染対策用アプリが出来すぎているので、スマホでの行動履歴がどこに行っても必須。これを使っていると本当に日本のC●COAが意味ないように感じる…
マレーシアのコロナ対策事情については他で詳細を書きたいので割愛。
次にタクシー呼ぶのにGrabというアプリを使います。
いわゆるUberタクシーなので、一般タクシーも存在しているのですが、その流しのタクシーを使うとぼったくられるリスクが高いらしいです。。
そしてGrabのいいところは、料金を固定かメーター制か選べるところ。ほぼ毎度固定で利用しているので、思ったより高かった!ってことが無いのでありがたいです。それがたとえ道路が渋滞していようと、ドライバーが誤って遠回りしてしまったとしても。
ちなみに固定の料金での初乗り運賃は4リンギット(≒103円)から。朝の通勤ラッシュで15分くらい乗っても12リンギット(≒308円)くらいです。
しかしこのGrab、どうやら連絡の取れる携帯番号が必須のよう。
10日間隔離の後にGrabで次の滞在先に移動しようとしたら、なかなか車が捕まらず、ホテルのお兄さんに代わりに配車してもらったことがありました。。
考えられる要因としては、WiFiのあるところでしかアプリが使えない状態だったこと。
日本にいる間にSMS認証は済ませたのですが、その後番号を休止させたため、ドライバーが到着しても連絡がつかない状態だと拒否されるみたいです。
日本から旅行に来る時は各キャリアの海外で使えるプランを使うか、スマホをSIMフリーにして空港でプリペイドSIMなどを購入することをお勧めします。
そしてフードデリバリー!日本も今Uber Eatsに始まり、出前館、foodpanda、Waltなどが大都市圏を中心にひしめきあっていますが、マレーシアはその数が圧倒的に違う気がします。そもそもが外食文化なところがあるので、街中に緑のGrab Foodさんとピンクのfoodpandaさんが走っています。出前しても安いし、ライダーさんたちにとってもいい仕事だし、ロックダウン中でもお店が回るし、わたしも週1〜2ペースで使っています。
思ったより治安悪い
日本で愛用していたハンドバッグはもう使えない気がします…
スリもいるし、バイクに乗ったひったくりが横行しているらしいです。
あと女性だろうと自分より身体の大きい白人男性だろうと、金品強奪のために容赦なく襲いかかってくる輩もいるらしい。。
治安面について、マレーシア人上司にこう言われました。
- カバンは必ず斜め掛けにする。
- 金品は分散して持ち歩く。
- 10分以上歩くのであればGrabを利用する。
- 夜は出歩かない。
- 人気のないところに一人で行かない。
女性の一人歩き気をつけて!とか、肌の露出控えて!とか言うけど、ミニスカートやハンドバッグの人中華系の女性もちらほらいます。
だからあからさまにちょっとケバケバしたほうがリスクが低かったりして…と考えたりもする。。
そして物乞いが結構います。特にビジネスマンが通りかかる駅前には多い。
ただそのお金が果たしてどこに行くか分からないので、お金よりは実物支給の方が無難という意見もありました。
東南アジアの中では治安が良い方とはいえ、日本よりはずっと犯罪率の高い国。
注意するに越したことはありません…
思ったよりグローバル
世界中のもの手に入ります。ハワイで買っていた懐かしいものたちと再会する機会多めで嬉しい!
アメリカで売っているものもあれば、地理的にオーストラリアやニュージーランドのものもあるし、もちろん中国や韓国のもの、タイやベトナムのものもあります。すごい!
だからマレーシアのオリジナル商品とかわかりません。むしろ無いのでは…
食事はもっと多様。おかげで食事が合わなくて痩せる心配も無さそうです。w
ただ、イスラム教の国なので、豚肉があまり食べられません。困らないと思っていたけど、結構豚肉が恋しい!!
たとえばとある中華料理のチェーン店で、A店では豚まんが食べらるのに、その他の店舗では鶏肉か牛肉しかメニューにないということもしばしば。。
豚肉が食べたい、お酒が飲みたいというときには、「Non-halal」と書かれているお店やメニューを探しましょう。
MCOのせいでまだ行けてないのですが、どうやらPavilion KLというモール周辺にはノンハラルのお店が多い模様!!
まだ許容範囲
冒頭でお話しした通り、まだカルチャーショックの第一段階「ハネムーン期」で、いろんな違いが面白い時期です。
これがもう少し経ったら、「ショック期」となり、嫌なところが目について来るようになる可能性が高いです。
あのハワイに居た時でさえ半年くらいショック期に陥り、日本に帰りたいとしきりに思っていました。。
コロナの影響であまり出歩けないのでどうなるか分かりませんが、1ヶ月後くらいに書く記事がネガティブな内容ばっかりだったらご容赦くださいw
最後までお読みいただきありがとうございました!
写真はかわいいフリー素材集 いらすとやさんからお借りしました!